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ポトスライムの舟 [ 津村記久子 ]のレビューは!?

年齢不詳さん
他のかたも書いていらっしゃいましたが、なんだ芥川賞ってこの程度なの?というのが正直な感想です。 購入するほどでもなかったなと・・・ 私がこの小説の中でおぉ!となったところは、2008年に実際に開かれた美術展の関係者だったのでそこだけです。 この本どうこうというより芥川賞そのものに?です。

年齢不詳さん
新聞に載っていた山田詠美さんの「蟹工船よりこれでしょう」という一文に惹かれて購入しました。 主人公ナガセは工場のラインで働く契約社員です。 彼女には過去に上司からの凄まじいモラルハラスメントが原因で、新卒で入った会社を退職し、その後一年を棒に振るという苦い体験がありました。 アラサー世代のナガセの友人が、専業主婦、離婚調停中の子持ち主婦、独立してカフェ経営といろんなタイプがいて、何故かナガセの家に居候する羽目になるのが面白かったです。 世界一周旅行の費用が自分の年収と同じ163万円。 ナガセはそれを貯めよう、働く糧にしようと思います。 他にもカフェの給仕パート、パソコン教室の講師と働き詰めに思えますが、何かをしていないと落ち着かないというナガセの生き方が、現代人の追い立てられる生活の悲哀を感じさせました。手帳に数字を書きこむ箇所も。 結婚に生きるか、仕事に生きるか。 アラサー世代の女性の悩みがもっと描かれていたら、と少しもの足りなさがありました。 表題作より「十二月の窓辺」の方が良かったです。

年齢不詳さん
賞をとったから読んでみたけど・・・ 悪くは無いけどそれほど感動もなかったな。 短くて物足りなかったし。

30代 女性さん
ニュースになり早速注文しました。面白そうな内容なので楽しみです。

40代 男性さん
まじめに努力して大人になっても、物質的にも精神的にも充実した日常を手に入れられない現代日本女性の哀歌。 登場人物の女性たちは、学生時代の友人たちも、職場の先輩女性も、母親も、自分も、更には幼稚園に通う女児までもが、様々な困難と向き合って日々を送っている。しかし女性たちは誰一人として自分の境遇を他人や環境の責任にはしていない。 苦境に耐える彼女たちは「阿修羅像の右の顔」に共感し、「広目天」の表情からは困難に立ち向かう勇気と力強さをもらったのであろうか。 また、本作品は文章の女性らしい美しさが印象的であった。随所に配されている飾り気のない関西弁の口語が、文章の美しさを一層際だたせている。 ともすれば、さらりとした文章で淡々と読了してしまう短編であるが、是非、地図を開いて登場する土地の距離感を掴み、舞台となっている奈良各所の情景や社寺、仏像の情報を得てから読み返してみることをお勧めします。そうすれば、この作品の印象は大きく変わると思います。

20代 男性さん
文学をどう捉えるか、というような堅苦しい考察は抜きにして単純に一つの書籍として捉えると、なかなか充実した内容の書籍だと思います。 二部構成になっていますが、一部と二部には全く繋がりがありません。完全に独立した話になっています。ただどちらも不景気の最中、決して恵まれていないと主人公たちが感じている環境の中で仕事を通して、どこか冷めた目で世の中を見ています。 ちょうど、作者と同じような環境で働いている人にとっては共感しやすい部分があるやもしれません。そうでない人には、そもそも話が分からないと思います。

年齢不詳さん
アラサーの女性たちの等身大の日常が、とつとつと綴られていて、好感度の高い作品です。

20代 男性さん
母の介添えで病院にいる、父への贈り物です。

30代 女性さん
まだ読んでいませんが、芥川賞の受賞作品ということで、これから読むのが楽しみです。

年齢不詳さん
複雑な環境を抱えた人物を淡々と描いています。内容的にはヘビーなのですが、客観的視点から書いているので読後はすっきりしました。個人的には併録の「十二月の窓辺」が意外感もあって面白かったです。ボリュームはちょっと物足りないかもしれませんが、さらっと読めてオススメです。